街をつなぐ、人とつなぐ(ゼンリンさんのMAP WRAP NOTEPAD)
小さい頃から地図を見ることが好きでした。
でも、世界地図や日本地図は興味がなく、大好きなのは自分が住んでいる区の地図でした。私が小さい頃、何年かに1回区役所から配布されていたのか、購入していたのか……自分の住んでいる区の地図が家にあったんです。
冊子ではなく1枚の地図だったのですが、広げると大きくて(自分も小さかったですし)、知らない街が広がっているその地図に、幼心にワクワクしていた記憶が今でも残っています。
知らない公園、知らない小学校を見つけては、「うちからどうやって行けばいけるかな」と指で道を辿って遊んでいました。自分なりに冒険しているつもりだったのかもしれません。
小学生になると、その地図に色を塗り始めていました。
通ったことがある道を色で塗りつぶして、いつかこの地図の道全部を歩くんだ!全部を塗りつぶすんだ!!と。
実はこの夢、いまだに諦めてなかったりします。ついこの前も母親に「いつか地図全部塗りつぶしたいんだよねー」と言ったら、「あんたそれ小学生のころから言ってるよ…」と言われました。
人をつなぐ、街々のストーリー
このシリーズと初めて出会ったのは、3年前の大阪だったと思います。なんばロフトだったかな?8月の暑い日でした。その時は「へー凄いなー、ゼンリンさんって地図の会社だよなー、手広くやってんなー、面白いなー」と語彙力のない感想を抱くに終わってしまいました。
本もそうですが、文房具にも呼ばれるときがあるのかなって思います。
よく本は、読んでて全然進まないーってときは読まなくていい。いずれその時がきたらその本が読めるって言うじゃないですか。きっと文房具も同じなんだと思います。
その3年前に惹かれあわなかったけれど、この前、ようやく時が巡って引き寄せられました。ちょうど小学生のころの夢の話をした後だったので、すべてが合致した気がします。
<mati mati series MAP WRAP NOTEPAD/ゼンリン>
私は仙台を購入しました。
ちょうど近々、仙台に行く機会があったので、もう即決でしたね。いつも行く丸善さんでコーナーが出来ていたので、目につきやすい場所にあって助かりました。
ちなみに、全15種類あります。
札幌、仙台、丸の内、表参道、吉祥寺、横浜、
金沢、名古屋、京都、梅田、なんば、神戸、広島、
福岡天神、那覇
私が購入したのはノートパッドですが、クリアファイル・マスキングテープ・ふせんも売っています。
何が凄いって、ホンモノの地図なんですよ。
上の写真のノートパッド、ホンモノの仙台駅周辺の地図なんです。
地図柄のレターセットなんですが、ホンモノの地図なんです。(何度も言っちゃう)
本当に、全部が引寄せられたというか……文房具ってご縁だなと思います。
もし小さい頃の夢を思い出さなかったら、仙台に行く予定がなかったら、仙台がラインナップされていなかったら、丸善さんがコーナーを作っていなかったら………
このシリーズは「街と私をつなぐ」がコンセプトとのことです。私も、私と街を、そしてこのシリーズとの出会いを、つないでいただけたのかなと思います。
同郷ってだけで話が進みますし、仲間意識が芽生えたりします。
街って不思議ですね。
その街を、どこの企業様よりも見てきたゼンリンさんだからこそ、こんな素敵なコンセプトの商品が生まれたのではないかなと思います。
素敵な出会いに、ご縁に、感謝です。