そわそわ、もぞもぞします(丸善さんオリジナル、萬年筆物語)
国語の成績はあまり良くなかったので、音や感覚を表す言葉を選ぶのは一苦労です。
病院で「どんな感じに痛いの?」と聞かれても、なんて答えたらいいのか分かりません。この前2週間くらい腕が痛くて痛くて……会社の人に「どんな感じに痛いの?」と聞かれたので、「しくしく痛いです…」と答えたら、「???」な顔をされてしまいました。
しくしく痛いは、しくしく痛いなのです。
同じように、心の音……というか、感情?を表すのも、とっても苦手。このワクワク、ドキドキ、ぼむぼむする高ぶりを、どう表現すればいいのでしょうか。
そうです、久し振りに東京駅の丸善さんに行きました。
しかも、水曜日と土曜日の2日間。
別にそこまで遠くはないので、行くつもりなら毎日行けるのですが、なかなかご縁に恵まれず…。でもやっぱり、いつもと違うお店に行くのは楽しいですね。宝探しのような、冒険しているような感覚になったりしません?
色々と購入してきたので、また今度落ち着いてレポートを書くとして…(仙台での購入品のお話も全然出来ていない……)
その中でさっそく使用したものを…
その名の通り、丸善さんオリジナルの万年筆用の便箋です。上部に龍があしらわれ、独特の罫線が味わい深いです。文豪・夏目漱石氏が愛用していたデザインだとか。勉強不足で、調べるまで知りませんでした。
こういうときに、歴史の勉強とか、もっとたくさん本を読んでおけば良かったなと後悔します。1番勉強出来る時期になんでやらなかったのかなって。知識があれば、こういうモノに接したときに、感じるものも違うのかなと……しみじみ考えてしまいます。
これから少しずつ勉強していきたいです。
折角ご縁があって出会えた文房具なので、生まれや背景や、思いや何やら、もっと色々知りたい…!
そして、実際に書いてみました。
ドン
実際は縦書きなのですが、横書きにしています。
あと、マス目も守らず…。申し訳ないです。
今回は、普通にカジュアル(?)に応援している人に送る便箋として使いたかったので、最近ハマっている消しゴムはんこを押しちゃっています。(3週間前くらいに作りました)すみません…。
万年筆がするする滑らかに滑って、書いていて気持ちが良いです。書き終わっても、何か書きたい、もっと書き続けたいと、ソワソワ・モゾモゾしてしまう。何かない?何か書くよ?と周りに声を掛けたくなってしまうくらい、何か書きたくて心が落ち着かない…。
だって、まったく引っ掛かることなく、するする滑らかに書けるんですよ?でも、滑りすぎるわけではない…、かといって無駄に力が必要なわけでもない…、
「ああ、文字を書くのは気持ちいいなー」
………と、空っぽな感想しか出てこない自分が悔しいです。
そして、この文章を書いていたら、再熱してしまいました。
ああ、この便箋に文字が書きたい!!!
もっともっと万年筆を滑らせたい!!
……今から手紙書こうかな-。